◆ 北京料理
北京料理は『京菜』、『北京菜』とも呼ばれ、元・明・清時代の宮廷料理から発展し、清時代に全盛期を迎えました。北京料理は山東料理、イスラム料理、宮廷料理三つからなり、歴史は長くないですが、全国や世界に大きく影響を与え、高く評価されてもいます。
特徴は、厳選された食材、究極の包丁さばき、多種多様な味つけ、火加減や旬の素材も重視されています。代表的な料理には『北京ダック』『老北京焼肉/(羊肉)』『(サンズイに刷)羊肉/シュアンヤンロウ』『炸醤麺/ジャージャー面』『全鴨席』『全羊席(羊のフルコース)』『醤爆鶏丁(角切り鶏肉の醤油炒め)』などがあり、世界的に有名です。
【全聚徳の北京ダック/ペイチンカオヤー】
パリパリに焼いたアヒルの皮を削ぎ切りにし、小麦粉を焼いて作った「薄餅」(バオビン)または「荷葉餅」(ホーイエビン)という皮に、ネギ、キュウリや甜麺醤と共に包んで食べる料理です。
皮だけを薄く削ぐ店と、ある程度肉も付けて切る店があります。コース料理(全鴨席)の場合は、残った肉の部位は肉料理に加工して食べます。残った骨がらで煮込んだ白濁した「鴨湯」(ヤータン)・鴨スープっもまた絶品。通常は皮、肉、骨の三点セットですが、水かき(鴨掌、ヤージャン)はゆでて辛子和えにし、肝臓は素揚げにして食べる事もあります。このように、無駄なくアヒルの全ての部位を楽しむ事が出来る料理です。
【(サンズイに刷)羊肉/シュアンヤンロウ】
北京では羊肉のしゃぶしゃぶが名物料理の一つで、羊の肉を薄く切ったものを鍋のスープにくぐらせ、タレ(佐料)につけて食べます。タレは麻醤と呼ばれる胡麻ダレがメインです。滋養強壮に良いとされ、寒い冬を乗り切るためには重要な栄養素とされています。
【宮廷料理の満漢全席】
満漢全席(マンハンチュエンシー)とは清朝の乾隆帝の時代から始まった満州族料理と漢民族料理のうち、山東料理の中から選りすぐったメニューをとりそろえて宴席に出す高級宮廷料理です。宮廷料理は皇帝に献上されるだけあって、不老や美容など衣食同源に基づいて作られたものです。
◆ 北京のお土産
【景泰藍(けいたいらん)】
景泰藍(けいたいらん)とは中国伝統工芸品のひとつで、銅製の七宝焼きを言います。
明代の景泰年間、朝廷の保護のもと発展しました。当時、多くは藍釉が下地になっていたので、景泰藍と呼ばれるようになりました。以前は中国のお土産と言えばこの景泰藍の工芸品が多かった時期があります。今でも国内外の観光者に好まれています。
【京繍】(刺繍工芸品)
京繍は宮繍とも称され、中国刺繍の一つでもあります。南方の刺繍はデザインが細かく写実的で、色彩も淡いものが多いのに対し、宮廷から誕生した京繍は当初宮廷衣装に使用されていました。
【漢方薬】
医療効果が著しく、種類が多くあります。特に冬虫夏草、甘草、雪蓮がとても珍しく人気です。
日本に持ち込み不可能なものには、ご注意ください。