◆ 湖北料理
湖北料理の総称を簡略して、四川料理を「川菜」と言うように、「鄂菜・ガクサイ」と呼称します。 武漢、荊州、黄州の三つの地方料理から成り立ちます。 蒸す、とろ火でことこと煮る、揚げる、焼く、炒める、などの調理方法を特色としています。
味の特長は、濃厚でとろみが強く、素材が簡単で、自然の味を生かしていることです。
武漢料理は、「鄂菜・ガクサイ」料理の典型的代表であり、その彩は豊富で、包丁さばきと火加減を重視し、盛り付けや彩にこだわり、 特に、とろ火じこみのスープは独特の味わいです。
荊州料理は、淡水魚を油でさっと炒めて調理し、新鮮さを長持ちさせ、各種蒸し料理は、片栗粉を薄めに使い、プレーンの味の素(中国はチキンや椎茸味のものもあるので)を使用し、素材そのものの素朴な味を生かした料理です。
武漢は、中国内陸の交通要所であることから、「南甜北咸、西辣東酸」(南の甘み、北の塩辛み、西の唐辛子の辛み、東の酸味という意味)の地方味の特長が、レストランで振舞われられるようになりました。四川、広東などの有名料理も取り入れられました。
武漢料理は、湖北省の各地方料理を基礎とし、他の主要都市の特色も兼ね合わせた、独自の風格をもつようになりました。
「黄州東坡肉 (トンポーロウ) 豚の角煮」
中国北宋時代の有名な詩人、蘇東坡―蘇軾―氏になんでつけられました。元々、黄州の副軍事官だった彼は、自ら管轄する土地を「東坡」と命名し、自らも「蘇軾」から統治場所と同名に改名しました。彼は中国古代の美食家としても知られていました。今では中国全土で有名な豚肉の角切り甘煮「紅焼肉」を作ったのが始まりと言われています。杭州統治時代に、西湖に関わる問題を解決したことから、現地民に感謝され、彼の好物だと聞いた豚肉が贈られました。彼は、得意の「紅焼肉」を原住民に振る舞ったところ、たいへん喜ばれ、民衆はこの「紅焼肉」を彼の名にちなみ「東坡肉」と呼びました。中国料理の本やレストランでは一般に「東坡肉」とのみ表記しています。「東坡肉」は、五花肉という脂身の塊がついた豚肉を使用しています。一口サイズの角切りにしたものを網焼きにした後、調味料を加えぐつぐつ煮込みます。 見た目は、濃い赤茶色で、とろけるようなやわらかさ、中国風豚の角煮。甘味のある、上品なテイスト。是非、本場の味を召し上がれ!!
「蒸し武昌魚」
武昌魚はコイ科の淡水魚の一種で、長江の南に主に生息しますが、養殖もされています。原産国はヨーロッパと言われ、ロシアを通じて湖北省の鄂州市へ渡ったそうです。主に梁子湖に生息しています。脂身が豊富で、中国料理利用では、様々な調理方法があります。中でも、蒸した方法が最高に持ち味を生かせるらしいです。 一般に一匹は一キロほどで、ソーセージ、冬しいたけ、タケノコ、鳥のスープなどで蒸した後、赤、黄、緑色などの野菜を彩りよく並べいただきます。 この他にも、甘辛くにた味付けもあります。
◆ 武漢のお土産
【「精武」家鴨首】武漢の"精武"というブランドの家鴨首(鴨の首)は武漢市の有名な特産品の一つで、食べると、いい香りが残り後味が尽きません。それは科学的加工してから精製したもので、製品が山椒とぴり辛く、甘みと塩辛さが調和し、肉はほど良く柔らかく、高蛋白質、低脂肪、家庭でのおつまみや旅行に携帯スナックとしてオススメです。
【トルコ石】武漢の"玉細工"工場の作ったトルコ石のアクセサリ―は、湖北隕陽地区の優質なトルコ石を利用し、見事に細工したものです。今の製品は装飾品と工芸品の2種類に分けられています。工芸品は各種の人物、鳥獣、花瓶などがあります。特に、人物作品は精を尽くして作製され、生き生きとして活気に満ちており、まるで感情がこもっているようです。
【木彫り船】湖北省武漢市の木彫り舟は、独特の風格をもつ工芸品で、国内外に知られており、精工な逸品です。
【肉棗(ロウ・ザオ)】湖北省武漢の"肉棗"は純正な豚の赤身で、原材料を漬ける、細かく砕き、配合料の添加と攪拌、パッキング、五つの工程は武漢のソーセージの作り方と同じです。4cmずつ蘇草で結び、33cmずつ、麻縄で結びます。干し方や焙る方もソーセージと同じで、完成後、蘇草を切りとります。