入場料 :40元
入場時間:9:30-18:00
パンコルチョエデとはチベット語で、吉祥輪大楽寺の意味です。ギャンツ県町北東部に位置し、海抜は約3900mぐらいです。パンコルチョエデ寺は特定の宗派に属しないお寺で、15世紀始め頃の明王朝時代にラプテン.クンサン.パクパによって創建された寺院です。現在はゲルク派とサキャ派が中心になって共同管理しています(ほかに学匠プトゥンの教学を伝えるシャン派もあります)。
この寺の圧巻は大集会堂脇のチベット最大の仏塔であるパンコル.チョルテンです。紀元1414年に建立された9階建てで、高さは32.5m、塔内部には108の門があるほか、各像や壁画で飾られた77の部屋もあり、仏像が合計10万体も超えたことから、「10万仏塔」とも称されています。右回りで順番に進んでいくだけで、自動的にチベット密教の曼荼羅世界の醍醐味を堪能できる仕組みとなって、まさにチベット密教美術のパンテオン(万神殿)の理想的典型のようです。
なお、大集会堂の本尊は三世仏(燃灯仏.釈迦ムニ.弥勒仏)で、その周囲を菩薩や千手観音が取り囲み、立体曼荼羅の形式をなしています。守護堂にはマハーカーラ(大黒天)尊像が鎮座し、壁面には無常観を誘う、鳥や犬に食われる死体や髑髏が描かれています。